田中商事が弱電、防災設備工事のカワツウの株式89%を取得し、子会社化した。取得価額は非公表。田中商事は自社の販売網を活用することで、カワツウの事業拡大につながると判断した。カワツウは1995年に設立され、売上高は6億6600万円、営業利益は200万円、純資産は1億9100万円である。
【M&Aアドバイザーのコメント】
田中商事の販売網を活用することで、カワツウの事業拡大が期待できるという判断は妥当である。今後は、両社のシナジー効果を最大限に引き出すための統合が求められる。また、M&Aにおいては、取得価格の公表がない場合でも、市場価値を正確に評価することが重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。