清水建設は、日本道路を子会社化するためにTOBを実施することを発表した。TOBにより、清水建設は日本道路の株式の50.1%を取得し、日本道路をグループの一員として明確化する。買付代金は222億200万円で、買付期間は2月10日から3月22日まで。日本道路はTOBに賛同しており、東証1部上場は維持される。清水建設は、日本道路の道路舗装事業の強化や都市開発事業、海外インフラ整備事業の拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、清水建設の戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。