武田薬品工業は、不動産事業の一部を新たに設立する100%子会社に吸収分割し、新会社の全株式を譲渡することを決定した。譲渡先や価格は非公表で、譲渡益は約380億円で、2018年度下期に計上される。株式譲渡日は2019年3月22日の予定。武田薬品は株式譲渡後も大阪本社を継続使用する。M&Aアドバイザーとしては、今回の取引が武田薬品の不動産事業の再編につながる重要な一歩であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。