栗田工業は、米国の水処理薬品・装置メーカーであるGlobal Water Services Holding Company, Inc.の全株式を取得することを決定した。GWSはU.S. Water Services, Inc.を持つ持ち株会社であり、U.S. Waterは各種水処理薬品と装置、エンジニアリングを提供している。栗田工業はU.S. Waterの顧客基盤や販売網に自社のサービスを投入し、米国事業を加速する。取得価額は約301億円で、取得予定日は非公表。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:栗田工業のGWSの買収は、同社のグローバルな水処理事業の拡大に向けた重要な一歩である。U.S. Waterの顧客基盤や販売網を活用することで、栗田工業は米国市場での競争力を高めることができる。また、水処理分野におけるグローバルな需要の増加に伴い、今後もM&A市場での動きが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。