栗林商船が北海道中富良野町の青果物卸売り企業、北千生氣の全株式を8億円で取得し、子会社化した。栗林商船の輸送サービスと北千生氣の仕入れ・販売ネットワークの組み合わせによる相乗効果を期待している。北千生氣は全国各地の中央・地方卸売市場、青果物卸売業者を取引先としている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:栗林商船は、青果物卸売り業界に進出することで、事業の多角化を図り、競争力を高めることができる。また、北千生氣のネットワークを活用することで、新たな取引先の開拓や販路の拡大が期待できる。しかし、業界の競争が激化している中で、経営統合によるシナジー効果を実現するためには、両社の経営統合をスムーズに進めることが必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。