東芝は、空調事業子会社の東芝キヤリアを、米キヤリアの子会社であるキヤリアに約1000億円で売却することを発表した。東芝は経営改革の一環として、中核事業と非中核事業の選別を進めており、東芝キヤリアの売却はその一環である。譲渡は2022年9月末までに完了する見込みで、東芝キヤリアは連結対象外となるが、東芝ブランドの空調システムを開発、製造、販売する。M&Aアドバイザーとしては、東芝が経営改革を進める中で、非中核事業の売却を通じて資産の最適化を図ることが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。