東芝は、パソコン事業をシャープに約40億円で売却することを発表した。東芝は2016年にパソコン事業を移管し、構造改革を進めたが、赤字が続いていた。シャープは再参入することになり、東芝のノートパソコンブランド「Dynabook」は継承される。鴻海精密工業はパソコンの受託生産を手がけており、生産ノウハウや世界的な部品調達力を持つ。M&Aアドバイザーとしては、東芝が不採算事業から撤退し、シャープが再参入することで、両社の経営効率が向上すると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。