東芝は、パソコン事業をシャープに約40億円で売却することを発表した。東芝は2016年にパソコン事業を移管し、構造改革を進めたが、赤字が続いていた。シャープは再参入することになり、東芝のノートパソコンブランド「Dynabook」は継承される。鴻海精密工業はパソコンの受託生産を手がけており、生産ノウハウや世界的な部品調達力を持つ。M&Aアドバイザーとしては、東芝が不採算事業から撤退し、シャープが再参入することで、両社の経営効率が向上すると考えられる。