東海汽船は小笠原海運を子会社化することを決定し、日本郵船から株式1%を取得し、持ち株比率を51%に引き上げた。小笠原海運は東京~小笠原諸島父島間を運航しており、東海汽船は伊豆七島の航路を手がけているため、相乗効果を期待している。取得価額は約2639万円で、取得予定日は2021年5月21日。M&Aアドバイザーとしては、東海汽船の戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。