東海カーボンがドイツの炭素黒鉛製品メーカー、COBEX HoldCoを約1000億円で買収することを発表した。COBEXはアルミ精錬用カソード、高炉用ブロック、炭素電極の3分野で世界有数のシェアを持ち、安定的な成長が見込まれている。東海カーボンは昨年、米のカーボンブラックメーカー、シド・リチャードソン・カーボンを買収しており、今回の買収でグローバルな事業拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、東海カーボンがグローバル市場での競争力を高めるために、積極的なM&A戦略を展開していることが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。