東洋紡が帝人フィルムソリューションとインドネシアのP.T. Indonesia Teijin Film Solutionsを約100億円で買収することを発表した。両社は幅広いフィルム製品を供給しており、東洋紡はフィルム事業を成長分野と位置づけている。買収により品ぞろえを拡充し、海外生産体制の強化を図る。帝人は経営資源の最適配分の一環として、両社を手放すことにした。M&Aアドバイザーとしては、東洋紡のフィルム事業の成長戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。