東急不動産ホールディングスは、DIYや生活雑貨を扱う子会社の東急ハンズの全株式をカインズに譲渡することを発表した。東急ハンズは新型コロナウイルスの影響で業績が悪化し、再建を進めていたが限界があったため、譲渡することになった。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年3月31日。カインズは東急ハンズを傘下に迎え、相乗効果を期待している。M&Aアドバイザーとしては、東急ハンズの再建が限界に達したため、カインズとの譲渡が最善策だったと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。