東京製綱は、カザフスタン子会社Tokyo Rope Almatyの全持ち分を現地従業員に譲渡することを決めた。新型コロナ禍や反政府デモの影響を踏まえ、現地での事業継続が困難と判断したため。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2023年4月10日。Tokyo Rope Almatyは、エセンタイ川護岸工事やウラル川護岸工事などで一定の実績を持つ。M&Aアドバイザーとしては、現地情勢やリスクを考慮した上での決断であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。