東京海上ホールディングスは欧州子会社2社を英領バミューダのルネサンスリー・ホールディングスに約15億ドルで売却することを発表した。再保険事業の収益性低下により、元受保険事業に経営資源を集中するための決定である。売却は2019年3月を予定している。
M&Aアドバイザーのコメント:自然災害の多発や料率競争の激化により、再保険事業は収益性の低下に直面している。東京海上ホールディングスのように、経営資源をより収益性が高く安定した事業に集中することは、企業価値の向上につながる重要な戦略である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。