東京海上ホールディングスは、子会社の東京海上日動火災保険を通じて、台湾の損害保険会社である新安東京海上產物保險の株式1.24%を追加取得し、子会社化することを決めた。取得価額は約338億円で、取得予定日は2022年9月30日。新安東京海上は、新型コロナウイルス関連の保険金支払いによる損失拡大で増資が必要な状況となっていた。M&Aアドバイザーとしては、東京海上が主導権を握ることで、経営管理の仕組みを高度化し、成長市場である台湾で収益の成長と安定化を目指すことができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。