東京インキが荒川塗料工業の全株式を取得し、子会社化することを決定した。両社の製品は競合しないため、インキ事業の拡大につながると判断された。荒川塗料工業は、塗料・水性光沢インキで長年の実績とブランド力を持ち、今後伸びが期待される建材用コート剤なども展開している。取得価額は非公表で、取得予定日は2021年1月29日となっている。

M&Aアドバイザーのコメント:東京インキの今回のM&Aは、事業領域が競合しないことで相乗効果が期待できる戦略的な買収である。荒川塗料工業のブランド力や製品ラインナップを活かし、東京インキの事業拡大につなげることができると考えられる。また、今後も業界再編が進む中で、M&Aアドバイザーとしては、企業の強みや課題を見極め、最適な買収先を提案することが求められる。