東テクは、シンガポールのビルオートメーション事業会社Quantum Automationの全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は40億5000万円で、取得予定は2022年3月30日となっている。Quantum Automationは、ビルオートメーションシステムやDDCなどの技術力を持ち、東南アジア地域での業容拡大につなげることが期待される。東テクは、海外事業全般を本格化させる方針であり、相乗効果の創出を目指す。M&Aアドバイザーとしては、東テクの海外事業拡大に向けた戦略的なM&Aであることが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。