村田製作所は、米国の通信部品開発企業であるレゾナントを約336億円で買収することを発表した。現在、村田製作所はレゾナント株式の約4.2%を保有しており、TOBを通じて全株取得を目指す。両社は2019年から共同開発を進めており、今回の買収で技術力を融合させ、高品質な高周波フィルターの提供につなげる。TOBは成立し、買収が完了した。M&Aアドバイザーとしては、村田製作所が通信部品分野での技術力強化を図るため、戦略的な買収を行ったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。