日阪製作所は小松川化工機の株式87.50%を取得し、子会社化することを決議した。小松川化工機は抗体医薬品の製造に関する機械装置やエンジニアリングの技術に加え、化学・食品向け設備に関するノウハウを持つ。日阪製作所は同社を取り込むことで、医薬機器や食品機器の事業領域の拡大とともに、新規顧客獲得にも寄与するとみている。取得価額は非公表で、取得予定日は2019年4月3日。M&Aアドバイザーとしては、日阪製作所が医薬品分野での事業拡大を図る上で、小松川化工機の技術やノウハウを活用することは戦略的な選択であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。