日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合することで基本合意した。2024年12月末までの統合を目指し、商用車の開発や水素技術開発で協業し、世界市場での競争力を高める。統合持ち株会社の傘下に日野と三菱ふそうを置き、持ち株会社が東証プライム市場と名証プレミア市場に上場する予定。最終契約締結は2024年3月を見込む。M&Aアドバイザーとしては、両社の強みを生かしたシナジー効果を期待し、統合後の企業価値向上に注力する必要がある。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。