日立金属はアルミホイール事業からの撤退を決定し、米国の子会社AAP St. Marys Corp.の全株式を光生アルミニューム工業に譲渡する。アルミホイール事業は生産性低下や需要減退により赤字に陥っており、約30億円の損失を計上する。国内の熊谷工場の生産・出荷を停止し、2020年9月末までに撤退を完了する予定。M&Aアドバイザーとしては、日立金属が事業の選択と集中を行い、経営資源を集約することで、今後の成長につながる可能性があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。