昭和電工が日立化成を完全子会社化するため、TOBを実施することを発表した。買収金額は最大9640億円で、今年の日本企業がかかわるM&Aとしては2番目の規模となる。日立は社会インフラ事業やIoT事業に経営資源を集中させる方針に基づき、グループ子会社の見直しを進めていた。買い付けは2020年2月開始を目指す。M&Aアドバイザーとしては、今後も日本企業のM&Aが活発化することが予想される。