昭和電工が日立化成を完全子会社化するため、TOBを実施することを発表した。買収金額は最大9640億円で、今年の日本企業がかかわるM&Aとしては2番目の規模となる。日立は社会インフラ事業やIoT事業に経営資源を集中させる方針に基づき、グループ子会社の見直しを進めていた。買い付けは2020年2月開始を目指す。M&Aアドバイザーとしては、今後も日本企業のM&Aが活発化することが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。