日清紡ホールディングスは、子会社の長野日本無線を通じて、FDKからフェライト、コイルデバイス、積層パワーインダクター、セラミックス部品の4製品事業を取得することを決定した。取得価格は1円で、取得予定日は2019年7月1日。この取得により、長野日本無線は製品・市場を補完し合う関係にある。M&Aアドバイザーとしては、日清紡ホールディングスが自動車分野での事業拡大を進める中で、電子部品事業の強化を図る戦略の一環として、この取得を行ったと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。