日東電工が英国のモンディから、紙おむつや生理用品などに使う衛生材料事業を約804億円で買収することを発表した。取得するのはドイツ、中国、米国の子会社4社の全株式で、今後は欧米を含めグローバルに展開する予定。日東電工は近年、衛生材料などのヒューマンライフ分野を新事業の重点育成分野と位置付け、取り組みを強化している。M&Aアドバイザーとしては、日東電工が新規事業分野に進出することで、事業の多角化を進めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。