日東工業が北川工業を子会社化するため、株式公開買い付け(TOB)を実施することを決定した。北川工業はTOBに賛同しており、買収総額は281億円の見込み。日東工業は配電盤関連製造事業、情報通信関連流通事業、工事・サービス事業の3つの分野で事業を展開しており、北川工業を子会社化することで両社の技術力、流通網、顧客基盤を融合し、成長力および競争力の強化を狙う。TOBの買付期間は2018年11月6日から12月26日まで。M&Aアドバイザーとしては、両社の事業領域が重ならないため、シナジー効果が期待できる買収であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。