日本電産は、独セコップの冷蔵庫向けコンプレッサー事業を独投資ファンドのオーランドに売却することを発表した。これにより、昨年発表したエンブラコ買収が前進する。譲渡価格は非公表で、譲渡予定日は未定。M&Aアドバイザーとしては、日本電産が競争政策上の観点からセコップのコンプレッサー事業を売却することで、エンブラコ買収を進める戦略的な判断をしたと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。