日本電産は、傘下の日本電産シンポを通じて、ドイツの大型減速機メーカーであるデッシュ・アントリープステヒニクの株式70%を取得し、子会社化した。デッシュは、工作機械、建機、農業機器、プレス機向け大型精密減速機、クラッチ・ブレーキを主力とする。この買収により、日本電産シンポは小型精密減速機メーカーから総合減速機メーカーに脱皮できるとしている。取得価額は非公表で、取得日は2019年1月31日である。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:日本電産のデッシュ・アントリープステヒニクの買収は、同社の製品ラインアップを拡大し、グローバル市場での競争力を高めるための重要な一歩である。また、日本電産シンポが小型精密減速機メーカーから総合減速機メーカーに脱皮することで、市場拡大に向けた新たな可能性が生まれると考えられる。