日本電波工業は、中国の投資会社Jiaxing Jiawang Investment Partnershipに、SAWフィルター事業の全額出資子会社NDK SAW devicesの株式51%を約35億円で譲渡することを決めた。SAWフィルターは携帯電話など情報通信機器に搭載される重要部品で、中国市場での需要拡大に対応するため、新たなパートナーを通じた事業展開を検討していた。譲渡予定日は2020年8月31日。M&Aアドバイザーとしては、日本企業が中国市場に進出する際には、現地の投資家とのパートナーシップが重要であることを考慮し、今後も注目していく必要がある。