日本郵船は、クルーズ客船「飛鳥ブランド」を展開する子会社の保有株式の50%を船舶投資ファンドのアンカー・シップ・パートナーズに譲渡することで基本合意した。譲渡価額は非公表で、2018年度中の譲渡を予定している。アンカー・シップ・パートナーズは、海運各社に対し多様な用船を行っている船舶投資運営会社である。M&Aアドバイザーとしては、今後のクルーズ客船市場の動向に注目し、両社の共同運営が成功することを期待したい。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。