日本製鉄が東京製綱に対してTOBを開始し、持ち株比率を19.91%に引き上げることを発表した。買付価格は1500円で、買付予定数は162万5500株。東京製綱は公表が一方的かつ突然であるとして、内容を精査し見解を公表するとしている。M&Aアドバイザーとしては、今後の東京製綱の動向に注目が必要である。
【M&Aアドバイザーのコメント】
今回のTOBにより、日本製鉄は東京製綱の株式を増やし、事業拡大を目指すことが予想される。一方で、東京製綱は今後の戦略を見直す必要があるかもしれない。今後の動向に注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。