日本製紙は、カナダの市販パルプ製造会社DMIの株式50%をMERCER INTERNATIONAL INCに譲渡することを決定した。関係会社株式売却損約60億円を特別損失として計上する。DMIは、北米やアジアで販売実績をあげてきたが、事業構造転換の観点から株式を放出することにした。取得価額は非公表で、取得予定日は2018年11月30日。M&Aアドバイザーとしては、日本製紙が事業構造転換を進める中で、不要な資産を売却することで経営効率を高める戦略を取っていることがわかる。