日本興業は、鹿児島市の葉月工業の株式80%を取得し、子会社化することを決定した。葉月工業は、法面保護工事や交通安全施設工事、橋梁補修工事などを手がける。日本興業は、プレキャストコンクリート製品の総合メーカーで、土木資材、景観資材、エクステリアの3事業を柱とする。老朽化した橋梁や道路などの点検・調査、維持・補修を成長分野と位置付け、事業拡大に取り組んでいる。
M&Aアドバイザーのコメント:日本興業の葉月工業の株式取得は、新たな事業分野である法面保護工事を取り込むとともに、九州地区でプレキャストコンクリート製品の販路開拓を進めるための戦略的な決定である。老朽化した橋梁や道路の維持・補修を成長分野と位置付け、事業拡大に取り組むことで、今後の業績向上が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。