日本板硝子は、バッテリーセパレーター事業を米国のENTEK Technology Holdingsに売却することを決定した。ENTEKは、日本板硝子とインドネシアで合弁事業を手がけ、緊密な関係にある。譲渡対象には2社が含まれ、当該事業の直近売上高は79億5000万円。譲渡価額は非公表。譲渡予定は2021年8月で、譲渡先のENTEK Japanの一部株式を日本板硝子が保有する予定。9月1日に譲渡が完了したと発表された。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:日本板硝子は、バッテリーセパレーター事業を売却することで、事業の集中化と経営資源の最適化を図ることができる。ENTEKは、日本板硝子との緊密な関係を活かし、事業拡大を進めることができると考えられる。今後も、両社の協力関係が強化されることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。