日本山村硝子は、中山運送とマルイシ運輸の全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価格は非公表で、取得は2021年9月を予定している。この取得により、関西での運送事業の拡充が狙われている。子会社化するのは山村ロジスティクスで、関東での事業が中心だったが、関西での事業が手薄だったため、今回の取得が行われた。
【M&Aアドバイザーのコメント】
日本山村硝子の今回の取得は、関西での運送事業の拡充を狙ったものであり、地域戦略に基づいたM&Aと言えます。また、兄弟関係にある2社の取得という点も、経営者の意向を考慮したM&Aと言えます。今後は、子会社化した2社を統合し、効率的な運送事業を展開することが期待されます。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。