日本ペイントHDは、豪州の塗料メーカー最大手であるデュラックスグループを3005億円で買収し、完全子会社化することを発表した。デュラックスは豪州とニュージーランドの塗料市場でシェア首位であり、建築用塗料のブランド「Dulux」「Cabot」を持っている。日本ペイントHDは、デュラックスの取得により、建築用塗料の事業基盤を強化し、アジアでの「圧倒的ポジションの確立」を目指す。買収完了は8月中旬を目指す。M&Aアドバイザーとしては、日本ペイントHDの成長戦略に沿った買収であると評価できる。