日本パワーファスニングは、中国子会社の全持ち分を譲渡した。採算性が低下し、10年にわたって営業赤字が続いたため、黒字化は困難と判断した。譲渡先や価格は非公表。譲渡先の蘇州強力五金は、日本パワーファスニングの香港子会社の傘下で、1994年に創業した。

M&Aアドバイザーのコメント:日本企業が中国市場での事業展開に苦戦する例が増えている。今後は、リスクマネジメントを徹底し、事業の再編や撤退を検討することが重要となる。