日本コンピュータ・ダイナミクスは、人材サービス子会社のEast Ambitionの全株式を、同社長の岸賢氏に譲渡することを決めた。East Ambitionは、アジア諸国からの人材斡旋を目的に設立されたが、業績状況が当初計画を下回っていたうえ、新型コロナウイルス感染拡大の影響が重なり、事業撤退が妥当と判断した。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年6月29日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:East Ambitionの事業撤退は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた多くの企業と同様、避けられない決断であったと考えられる。今後は、日本コンピュータ・ダイナミクスがより収益性の高い事業に注力し、企業価値の向上を図ることが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。