日新商事は、エネルギー関連事業に経営資源を集中するため、ケンタッキーフライドチキン店の運営事業を譲渡することを決めた。譲渡先は明治屋傘下のメデイで、全9店舗のうち8店舗を譲渡し、1店舗を閉店する。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年9月30日。日新商事は1999年から首都圏を中心にケンタッキーフライドチキンをFC店舗として展開してきたが、赤字が常態化していた。
M&Aアドバイザーのコメント:日新商事の決断は、経営資源の集中による事業効率化を図る上で妥当な判断と言える。一方で、譲渡先のメデイにとっては、既存事業の拡大によるシナジー効果が期待できると考えられる。今後は、譲渡後の両社の事業展開に注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。