日医工が武田テバファーマのジェネリック医薬品と高山工場事業を買収することを決定した。取得価額は非公表で、対象事業の直近売上高は319億円。取得予定日は2021年2月1日。高山工場は年間40億錠規模の一般固形製剤を生産する能力を持ち、従業員は744人。日医工はグループ内の生産体制の最適化を促すため、同工場を傘下に収める。新会社名は日医工岐阜工場となる。M&Aアドバイザーとしては、日本の医薬品市場における競争力強化に向けた戦略的な買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。