新生銀行は、ニュージーランド最大手のノンバンク、UDC Financeを買収することで合意したと発表した。取得価額は約515億円で、小口ファイナンス分野の事業強化が狙いである。UDCはANZ傘下で、個人向け自動車ローンや法人向け資産担保ファイナンスに強みを持ち、従業員は225人である。新生銀行は、昭和リースやアプラスを通じて、UDCと同様な事業を日本国内で行っている。M&Aアドバイザーとしては、新生銀行が海外市場に進出し、事業拡大を図る戦略に沿った買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。