新日本科学は、米創薬バイオベンチャーのSatsuma Pharmaceuticalsを完全子会社化することを決定した。Satsumaは、新日本科学が開発した経鼻投与基盤技術を応用した偏頭痛薬STS101の開発を手がけており、新日本科学はSatsumaを傘下に収めることで、STS101における全世界を対象とした独占的開発製造販売権を獲得する。TOB期間は4月から5月にかけての20営業日で、買付代金は約40億3800万円。M&Aアドバイザーとしては、今後もバイオテクノロジー分野でのM&Aが増加すると予想されるため、注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。