広島電鉄の子会社である広電ストアが、スーパー事業と移動販売事業をマックスバリュ西日本に譲渡することを決定した。広電ストアは地域密着で事業展開してきたが、大型店出店時の投資負担増などで経営状態が厳しくなっていた。譲渡するのは5店舗と移動販売事業で、譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2018年10月1日。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:広島電鉄がスーパー事業と移動販売事業を譲渡することで、経営資源の集中化を図り、事業の効率化を目指す戦略的な判断と言える。一方で、地域密着型の企業が大手企業に買収されることで、地域経済に与える影響も懸念される。今後、買収後の事業展開や地域貢献に注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。