巴川製紙所は、昌栄印刷の株式25.22%を追加取得し、子会社化することを決めた。巴川製紙と三和紙工を合わせたグループの持ち株比率は40.01%となり、実質支配力基準により子会社に該当する。昌栄印刷の特殊印刷技術と情報加工技術を活用し、事業基盤の強化や新製品開発につなげる。取得価額は1億5700万円で、取得予定日は2020年3月30日。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:昌栄印刷の特殊印刷技術と情報加工技術を持つことで、巴川製紙所は事業基盤の強化や新製品開発につなげることができる。今後は、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、事業拡大に取り組むことが重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。