岩崎通信機は、マレーシア子会社の岩通マレーシアの全株式を台湾のSilitech Technology Corporationに譲渡し、生産拠点を国内の福島工場に集約することを決定した。岩通マレーシアは1990年に設立され、電話システムや関連製品を生産してきた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2023年7月31日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:岩崎通信機の今回の決定は、生産拠点の集約による効率化を図るとともに、事業の再編成に向けた一環としての戦略的な判断であると考えられる。今後は、福島工場を中心に事業を展開し、より高品質な製品を提供することで、市場競争力を強化していくことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。