山王は、中国子会社の山王電子の全持ち分を現地の無錫特恒科技に譲渡することを決めた。山王電子は貴金属表面加工や精密プレス加工を手がけ、譲渡価格は非公表。譲渡予定日は2020年11月だったが、12月中に変更された。この譲渡は、経営資源の選択と集中の一環である。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:山王のこの譲渡は、経営資源の集中による効率化を図る戦略の一環として理解できる。今後は、より収益性の高い事業に注力することで、企業価値の向上を目指すことが重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。