小田急電鉄は、子会社のホテル小田急の全株式を米投資ファンドKKRの傘下企業に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表。これは、ハイアットリージェンシー東京などが入居する2棟の大型ビルを売却するため、同ホテルの運営から手を引くことになったため。所有不動産については、オフィス棟の小田急第一生命ビルを国内投資家に、ホテル棟の小田急センチュリービルをKKRグループに、それぞれ譲渡する。M&Aアドバイザーとしては、小田急電鉄が構造改革を進める中で、不動産資産の最適化を図ることで、経営の効率化を図ることができると考えられる。