小津産業は、家庭紙・日用雑貨卸売のアズフィットの株式80%をセンコーグループホールディングスに譲渡することを決定した。譲渡価格は非公表で、譲渡予定日は2021年1月。アズフィットは首都圏を中心に家庭紙や日用雑貨を販売しており、センコーグループHDも同じく家庭紙卸売業の子会社を持つ。小津産業はアズフィット株の20%を保有し、同社を持ち分法適用関連会社とする。M&Aアドバイザーとしては、小売市場の変化に対応するため、センコーグループHDが強固な事業基盤を目指す戦略に沿った譲渡となったと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。