小島鉄工所はMBOを実施し、非公開化することを発表した。児玉本社がTOBを通じて全株式取得を目指す。買付価格は1株あたり570円で、買付予定数は99万9050株。買付期間は6月29日~8月12日。小島鉄工所は大型油圧プレス機のメーカーで、現在、名古屋証券取引所第2部に上場しているが、上場廃止のおそれが出ている。M&Aアドバイザーとしては、小島鉄工所が中長期的な成長を見据えて事業基盤を再構築するために、非公開化を選択したことは理解できると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。