小僧寿しは、福祉事業領域に本格進出するため、ペット共生型障害者グループホームを運営するアニスピホールディングス（AHD）の全保有株式95％を、AHD社長の藤田英明氏に譲渡した。譲渡価額は2億3000万円。AHDは知的障害者や精神障害者らが犬、猫と暮らすペット共生型グループホームを全国展開しており、小僧寿しはAHDとのビジネスパートナーとして継続的な事業連携関係を構築するとしている。

【M&Aアドバイザーのコメント】
小僧寿しは、福祉事業領域に進出するためにAHDを子会社化し、食と福祉の融合を進めてきました。今回の譲渡により、AHDとの資本関係がなくなりますが、ビジネスパートナーとして継続的な事業連携関係を構築することで、福祉事業領域での事業拡大を目指すことができるでしょう。また、AHDの創業者である藤田氏が独立資本により経営を進めたいと

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。