小僧寿しは、持ち帰りずしを中心に展開する事業構成拡大の一環として、Taco Bell事業を取得することを決定した。TBJの全株式を取得し、取得価額は非公表。直近業績は売上高7億2000万円、営業赤字2億2300万円で、債務超過状態。小僧寿しは、全国で611店舗を運営しており、M&Aにより事業領域を拡大している。
【M&Aアドバイザーのコメント】
小僧寿しは、持ち帰りずしを中心に展開する事業構成拡大を進めており、今回のTaco Bell事業の取得により、事業領域を拡大することができる。しかし、取得する当該事業が債務超過状態であることから、財務面の課題があることも念頭に置いておく必要がある。今後は、財務面の改善策を含めた統合計画の策定が求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。