富士山マガジンサービスは、子会社の103Rの株式72.1%を同社社長の田島直樹氏に譲渡することを決めた。103RはCS放送の番組制作や広告関連サービスを手がけていたが、業績が低迷し、富士山マガジンは存続が難しいと判断したため。譲渡価額は629円で、譲渡予定日は2020年6月26日。富士山マガジンは103Rの一部従業員を採用し、自社で「マガジンサミット」と「メディキュレ」の運営を行う。富士山マガジンは103Rの株式10.1%を引き続き保有する。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:業績低迷による子会社の譲渡は、経営判断としては適切な措置である。ただし、今後は自社での事業展開に注力し、収益の拡大を図ることが重要である。また、103Rの従業員の採用により、人材の有効活用を図ることも重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。